「お構いもできませんで」のNG例とお勧め文例20選




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「お構いもできませんで」

余韻を残し来客を見送るときに
用いられるフレーズです。

帰り際のお客様に
良い印象を与えることができます。

ビジネスマン、特に営業系の方は
是非とも押さえておきましょう。

本来であれば
おもてなしをしなければならないところ
何のおもてなしもできず申し訳ない。

このようなシチュエーションで
使われることが多い言葉です。

また、「お構いもできませんで」は
「お気遣いもしませんで」と同じように
招いた側が謙遜して使う言葉です。

先日急な来客がありました。

急用だったせいか
お茶も出さず茶菓子も出さず…

今となっては
せっかくお出かけ下さったのに

何のおもてなしも出来ず
失礼なことをしてしまったなと。

「何のお構いもできませんでまたお出かけください。」

別れ際に、
来客にこのような言葉をかけました。

立場が逆になり、
こちらが訪問などをした際に、

お茶が出されると「お構いなく」と
言ったことがある人は
多いのではないでしょうか。

今日は、

「お構いもできませんで」
「お構いなく」

これらの意味や使い方を記事にしました。

「お構いもできませんで」の意味

「お構いもできませんで」
の意味を見ていきましょう。

本来は来客が帰るときに、
十分におもてなしが
できなかったことを詫びる言葉です。

ですが、現在では、
自分側を謙遜する挨拶になっています。

客が「お邪魔しました」と言ったときの
返事として使われるケースが多いです。

「お構いもできませんで」の使い方

先にもお伝えしましたが、

「お構いもできませんで」は
来客が帰る際に自分側を
卑下した言い方です。

ちなみに大きくご馳走した
場合にも使います。

プレゼントなどをするときに
「つまらないものですが」
と言って渡すことがあります。

本当は
「これは素晴らしいものだから貴方に」

と言いたいところなのですが、
敢えて「つまらい…」と言って
渡したりします。

これと同じニュアンスと
言って良いでしょう。





もしくは、
せっかくお越し下さった、
その労に対し、

こちらは十分なおもてなしや応対や
ねぎらいが何もできなくてすみません。

このようなニュアンスで使われます。

言われた側は、
「こちらこそ貴重な時間を割いてくださってありがとうございます」

そのような気持ちをこめて
「おじゃましました」などと
口にします。

また、来客が帰る際に
「おじゃましました」
と述べたときの返答として

「お構いもできませんで」は
ひとつの返答として使われます。

「お構いなく」の意味

次に「お構いなく」を見てみましょう。

相手に何かをしてもらったときに、
相手の配慮に感謝の気持ちを述べたり、
やんわりと断る場合に使われます。

そもそもは、「構う」という言葉と
「無い」という言葉が合わさったもので、

「世話を焼かなくて結構ですよ」
と言う意味の丁寧な言葉と言えます。

「お構いなく」と言う言葉は
良く使われますが、相手には冷たく

素っ気なく受け取られてしまうときも
あるので注意が必要です。

「お構いもできませんで」「お構いなく」の使い方とNG例

(目上に)お構いなく。
折り入ってお構いもできませんで。
無理を承知でお構いなく。
おさしつかえなければお構いもできませんで。
お役に立てずお構いなく。
お忙しいところお構いもできませんで。
せっかくの誘いですがお構いなく。

このような使い方はNGです。

「お構いなく」の使い方ですが、
注意しなければならないのがメールです。

口頭と違い顔が見えないので
使い方次第では相手に悪い印象を
与えてしまう可能性があります。

メールでお構いなく、と一言だけだと
突き放したように受け取られかねません。

ビジネスシーンで使うときは、
どうぞお構いなく申し上げます、
くれぐれもお構いなく申し上げます、

などお構いなくの前に一言添えましょう。

そうすると、
丁寧で相手に悪い印象は与えません。

また、あまりに目上の方でしたら、
お構いなくではなく、
どうぞお気遣いなくお願いします。

などと置き換えても良いでしょう。

「お構いもしませんで」「お構いなく」のお勧め文例20選

「お構いもしませんで」「お構いなく」
のお勧め文例を紹介しておきます。

1、「せっかく来てもらったのに、お構いもできませんで。」

2、「わざわざお越しいただいたのに、お構いもできませんで。」

3、「遠路はるばるご足労いただきましたのに、お構いもできませんで。」

4、「手土産までいただいたのに、こちらは何のお構いもできませんで。」

5、「お構いもできませんで、すっかりお引き留めしてしまいました。」

6、「何のお構いもできませんでしたが、またどうぞお出かけください。」

7、「社長に現場を視察していただいたのに、何のお構いもできませんで恐縮です。」

8、「今日は先生のような方に訪問いただいたのに、何のお構いもできず失礼いたしました。」

9、「たいしたお構いもできませんで申し訳ありません。」

10、「弊社をせっかく訪ねてくださいましたのに、お構いもできずすみません。」

11、「お構いなく、先にお召し上がりください。」

12、「何かお飲み物をお持ちしましょうか」⇒「車中でいただいたので、どうぞお構いなく

13、「現地までご案内しましょうか?」⇒「ありがとうございます、でもお構いなく。帰りに立ち寄ります。」

14、「すぐに帰りますので、どうかお構いなく。」

15、「私にお構いなく、どうぞお先に出発なさってください。」

16、「くれぐれもお構いなくお願い申し上げます。」

17、(お茶などを出された際)⇒「ありがとうございます、どうぞお構いなく。」

18、「なにもできませんが、どうぞお構いなくゆっくりしていってください。」

19、「どうか私にお構いなく仕事を続けてください。」

20、「近くを通りましたので、顔を見に来ただけなのですぐ帰ります、どうぞお構いなく。」

「お構いなく」は相手に失礼な表現か?

「お構いなく」は相手にとって
失礼な表現なのでしょうか?

結論から言うと失礼ではありません。

相手の自分に対する配慮の気持ちに対して
の感謝の気持ちを述べている言葉です。
相手の配慮を丁寧に断る意味もあります。

注意しなければならないのは、
誰に対して使うかです。

「お構いなく」は「お気遣いなく」よりも
相手を突き放した言い方になるので、

ビジネスシーンでは目上の方には
「お気遣いなく」の方が丁寧です。

親しい間柄や目下の人に対しては
「お構いなく」で構いません。

また、「ありがとうございます」「どうぞ」
という一言を添えるだけで丁寧に

聞こえますので、
そのように使ってみましょう。

「お構いもしませんで」「お構いなく」営業マンはどう使うできか

「お構いもしませんで」「お構いなく」
の意味と使い方をお伝えしてきました。

おさらいをしておきますが、
一言集約すると、

「お構いもしませんで」は
来客に対するせっかく訪ねてくれた
労をねぎらい余韻を残し見送る言葉。

「お構いなく」は
訪問先で何かしてもらうことを
配慮する一言でした。

「お構いもしませんで」「お構いなく」
ともに相手の心遣いや配慮に対して
感謝の気持ちを述べるとともに、

その心遣いを遠回しに断ったり、
相手に対して自分のもてなしを
謙遜する意味合いでした。

双方とも使うシチュエーション、
目的、相手によって意味を考えて
使う必要があります。

日本語らしい表現であることから、
奥ゆかしさや謙虚さを
感じさせる言葉です。

しかし、
「お気遣いなく」「お気遣いできませんで」
という言葉よりも突き放した表現です。

特に、「お構いなく」は
「せっかくの心遣いを断るなんて」
と誤解を与えてしまうこともあります。

目上の人を相手にする
ビジネスシーンで使う場合は、

「どうぞ」や「ありがとうございます」
という一言を添えると、

丁寧に相手の心遣いや配慮を
断ることが出来るでしょう。

「お構いもしませんで」「お構いなく」
共に使いなれていないと、
使うのに躊躇もいりますが、

しっかりと意味や使い方を理解して、
自信を持って使っていきましょう。



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